将棋の格言

格言を知り、対局を制す。格言には、数知れない先人達の知恵がある。

詰めの心得

王手は追う手

『王手は追う手(おうてはおうて)』とは、闇雲に王手をかけても意味がないという格言。

何の策もなく闇雲に王手をかけても、相手の王を安全地帯に逃がすだけになり、よくありません。

「玉は包むように寄せよ」、「王は下段に落とせ」、「王手するより縛りと必至」といった格言の通り、王手をかけるより有効な手を指しましょう。



三桂あって詰まぬことなし

『三桂あって詰まぬことなし(さんけいあってつまぬことなし)』とは、大げさな表現であり詰まない事も多いが、桂馬は駒を飛び越えて玉を攻撃できるので、桂馬が3枚あるといろいろな寄せが可能であるという格言。

実戦例として大山康晴が敵玉を桂馬三枚で詰ませてしまった例がある。

なお、畠山成幸によればこの格言の三桂は持ち駒だけではなく盤上の桂馬も含んでいるという。



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