将棋の格言

格言を知り、対局を制す。格言には、数知れない先人達の知恵がある。

銀将・成銀

銀は千鳥に使え

銀は千鳥に使え(ぎんはちどりにつかえ)とは、銀の活用の仕方で、銀は千鳥のように斜めに使うことで効果を発揮するという格言。

銀は本来攻めに向いた駒です。

銀が攻めるために前へ進む場合にも、銀は千鳥の動かし方をして行くのが得策であります。

銀はまっすぐ前にも動けますが、まっすぐ前へ動いても仮に前線でその銀に狙いがかけられた時に銀はもといた場所に戻れません。
しかし、銀が千鳥に動けば仮に万が一前線でその銀に狙いがかけられた時でもその銀をもといた場所へ撤退させることが容易です。

銀はその斜めに動くことのできる性質から要の駒と用意に連携を持つということもできます。
連携を繋ぐためにも、銀は斜め後ろに下がって自陣の守りを引き締める効果をもたらすこともできるのです。


玉の腹から銀を打て

『玉の腹から銀を打て(ぎょくのはらからぎんをうて)』とは、寄せのとき、王将の横に銀を打つと良いという格言。

相手の玉を寄せるときに有効手段となる場合があります。

受ける側から見れば、単騎で打たれたとしても、いきなり玉周りにかかり駒が出現するというやっかいな状況に陥ります。


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